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広中センセイ001 [profesores]



生きること学ぶこと (集英社文庫)

生きること学ぶこと (集英社文庫)

  • 作者: 広中 平祐
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/05/20
  • メディア: 文庫






ヒトとして魅力的な人物(スキなヒト)を挙げよ、と言われたら、
私が迷わず挙げるのは、
学部時代の指導教官のセンセイと、
院生の頃に精神の拠り所としていたセンセイと、
そして、広中センセイです。

学部生の頃、学生間で広中センセイの話をしない日が無いほど、
いつも誰かが広中センセイのコトを話していました。
私の眼に映るキャンパス内で、広中センセイは、絶大な人気者でした。
学生は勿論のこと、学外でもセンセイは愛されていて、
バイト先でも、通っていた習字教室でも、広中センセイが共通接点となり、
知らない者同士を仲良くさせる、といった作用(!)をお持ちでした。
実は物凄いヒトなのに、フツーに学生達と接して下さるので、
敬意の念はあっても学生は、自分達の「トモダチ♪」くらいにしか、
たぶん思っていなかっただろうと思います・・・
いつでも私の部屋に遊びに来て下さい、とも仰ってましたし、
センセイとの食事会も、
ちょくちょく開かれてました(・・・いま思うと、何故1度も行かなかったのだろう、涙)
じっさい私も、一緒に写真に写って欲しい、て頼まれたモン!、というのが自慢(!)です。
センセイはこの時、この日の為に初めてデジカメを買った、と仰ってました。
そして、きのう買ったところで、まだ使い方が分からないから、教えて欲しい、とも仰ってました。
ものすっごいヒトなのに、とても大事そうに恥ずかしげにデジカメを持ってらっしゃる姿は、
数学のノーベル賞とも言われるフィールズ賞や文化勲章を受章された、
私達とは違うヒト、ではなく、本当に学生達と同じ、タダのヒト、でした。
私(達)の知るセンセイは、とても御茶目でカワイイのに、物凄くカッコ良かったです。

この著作は、その解説で生物学の福岡センセイも仰っているように、
何通りにも読むことができる、と私も思います。
現に私は、楽しかった学部時代を思い出しながら、美しい想い出に浸り、
悲しくなりながらも、前に進むチカラを得ることが出来ました。


nice!(8)  コメント(3) 

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コメント 3

Ginger

素晴らしいメンターに出逢えるって幸せ。人生の財産ですね!
by Ginger (2014-05-03 15:18) 

mutumin

すばらしいのに気さくな方なんですね。
そういう先生と出会えて、フサヲさん、価値ある財産ですよ。
by mutumin (2014-05-04 08:31) 

ChatBleu

素晴らしい先生に出会えるのって良いですね!
私は・・・・ないなぁ(^_^;)
by ChatBleu (2014-05-04 09:39) 

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